環境配慮のエコ素材・古古米利用「バイオプラ」
 
アイエヌジーは、食用に適さなくなった古古米、備蓄米を原料とするバイオマスプラスチックを利用したCD/DVD用内袋の製造・販売を開始いたしました。ポリプロピレン(PP)に古古米などを含有し石油系原料を節減できるうえ、余剰米の新しい用途としても注目されています。すでに大手弱電メーカーで採用がスタート。当社では“純国産”のバイオプラとして環境配慮意識の高いユーザーに販売を強化してまいります。
このプラスチックは、バイオ関連ベンチャーのアグリフューチャー・じょうえつ(AFJ、新潟県上越市)が開発したペレット「アグリウッド」(AW)を原料とする「ライスポリ」で、通常のポリ乳酸などのバイオプラとは製法が異なり、米を粒のまま炊きながら石油由来の樹脂を混練するため、発酵過程を必要としません。すでにごみ袋やファッションバッグなどで業績を重ねているエコ素材です。特にごみ袋では上越市の指定ごみ袋として量産化されており、日本の農業環境に適したプラ原料として注目を集めています。石油資源の使用量を節減できるだけでなく、米の原料である稲が成長する際のCO2吸収効果を勘案するとCO2抑制でも大きなメリットが生まれます。たとえば、PEとAWを50%ずつ配合したごみ袋の場合、原料製造から製品廃棄までの工程で約30%のCO2排出量抑制が実現いたします。
農業資源の有効活用という観点からも「ライスポリ」への期待は高まっています。政府の米減反政策の中、余剰米の処理コストは約3000億円に上るとされている。未利用の余剰米を資源化する意味でも「ライスポリ」は魅力的な素材といえます。
アイエヌジーでは、「ライスポリ」を利用したごみ袋などを製造している武蔵野産業(東京都杉並区)からフィルムの供給を受け、昨秋からCD/DVD用パッケージの内袋やDM用袋の製造に着手しました。通常のPEに比べややコストアップになるが、導入したユーザー様では今後、使用量を増やしていく意向を示しております。   作りたての袋を嗅ぐと、微かに香ばしいにおいがいたします。すでに先行して製品化されたごみ袋が新聞・テレビで紹介され話題性は充分と思われます。アイエヌジーは環境配慮型素材を育てていく意義は大きいと考えています。コストだけでなく、ユーザーにより多くの選択肢を提供するという意味でも販売に力を入れていきたいと考えております。
 
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